シェアハウスで話さない、関わらないで住めるのかを現実的な視点で解説します。結論を言うと、他の入居者とほとんどコミュニケーションを取らずに住むことは可能です。
目次
シェアハウスで話さない・関わらないで住むことは可能
シェアハウスで話さない・関わらないで住むことは可能です。
実際に以下の動画の方は、シェアハウスの他の住人と全然仲良くならずに暮らしていました。
住んでいたところが共有スペースにリビングがなく、コミュニケーションを取る機会が少なかったようです。それぞれ仕事から帰ってくるタイミングが合ったときに、廊下ですれ違う程度だったとのこと。
むしろシェアハウスによっては、友達を作ることが難しいこともあるようです。
「シェアハウスに住んでれば自然と友達ができてみんなで一緒にご飯食べたりゲームしたりする生活を送れるんだろうなぁ… 」なんて僕も思っていましたが、実際は誰とも喋らない生活が永遠と続くだけでした。
というか、話すきっかけもないのにいきなり知らない人と友達になれるわけがないでしょ。
引用:夢の中ブログ
シェアハウスだからといって、交流重視の物件ばかりではありません。入居者同士の関わりがほぼないところも多くあります。
シェアハウスにコミュニケーション目的で住む人は少ない
実は、そもそもシェアハウスにコミュニケーション目的で住む人は少数派です。
国土交通省が実施したシェアハウスについての調査アンケートでは「他の移住者とコミュニケーションを図れるから」と回答した人は9.2%しかいませんでした。
逆に多かった入居理由は、家賃の安さや、立地・通勤が良いからという回答でした。
回答者全体の4割台半ばが「家賃が安いから」、3割弱が「立地が良いから」、2割が「勤務地に近いから」と回答
つまり、シェアハウスに住みたいと考えている人のほとんどは「安くて便利だから済んでいる」ということです。なので、人と話したり関わることが苦手な人でも、そこまでコミュニケーションを気にする必要はありません。
ただし、シェアハウスの中には、積極的にイベントや交流をしている物件もあるため注意が必要です。
シェアハウスに住む人のタイプによって、交流レベルが変わる
話さない・関わらないで生活できるかどうかは、正直、シェアハウスに住む人が作る文化によります。
積極的な人が集まるシェアハウスなら、会話やコミュニケーションは必要になります。逆に、消極的な人の集まるシェアハウスなら、普通のアパートに近い形で住めます。
コミュニケーションを避けたいなら、交流があまりないシェアハウスを選びましょう。
ただ、入居者と共用部分(廊下や玄関)ですれ違うことはあるので、あいさつする程度の関係性は生まれます。ですので、”人と一言も話さない”というのは難しいことは知っておきましょう。
人と話さない、関わらないシェアハウスを選ぶポイント
人と話さない・関わらないシェアハウスを選ぶポイントをまとめました。
①個室タイプのシェアハウスを選ぶ
シェアハウスには、個室タイプとドミトリータイプがあります。人と話したり関わりたくないなら、必ず個室タイプを選びましょう。
シェアハウス | 特徴 |
個室 | ・自室がある ・ホテルのような感覚 ・共用部分で人と会う |
ドミトリー | 他の人と相部屋で寝室も同じ。 |
ドミトリータイプは、費用を抑えて住みたい人・住人との交流を求めている向けです。
個室内にお風呂やトイレがあるシェアハウスもある
基本的にシェアハウスは、風呂・トイレは共有のところがほとんどですが、中には、個室内にお風呂・トイレが完備されているシェアハウスも存在します。シェアハウス物件検索サイトのシェアパークでは、「水回り付き(個室)」のカテゴリで絞り込めました。
②リビングがないシェアハウスを選ぶ
リビング(談話スペース)がないシェアハウスには、住むことを優先している人が多いので、積極的に関わることも少なめです。
「入居者とは全然仲良くならなかった」と言っていた動画の方が住んでいたシェアハウスも、リビングのような共有スペースが無い物件でした。
③内覧でシェアハウス入居者の雰囲気を確かめる
人と話さない、関わらないシェアハウスを選ぶ上で、確実なのは実際にシェアハウスを見に行き、入居者の雰囲気を確かめることです。
写真だけだと情報が少なすぎますし、どんな入居者かわからないからです。
物件を内覧する時間は、18時以降がおすすめです。平日の日中にしてしまうと、仕事で入居者不在のことが多いためです。18時以降ならば、ほぼ入居者が仕事から帰ってきてくつろいでいるでしょう。
関連記事:シェアハウスの探し方は?どこで探せるのか、探し方のポイントを徹底解説
他の人と話さない・関わらないで暮らしたい人向けシェアハウス検索サイト3選
「できるだけ他の人と話さない・関わりたくないけどシェアハウスに住みたい」という人のために、おすすめのシェアハウス検索サイトを3つ紹介します。
検索サイト1:クロスハウス
クロスハウスは「東京に4万円~住める!」でおなじみの、東京最大級の管理数をほこるシェアハウスです(7,000室)。
クロスハウスでは、さまざまなタイプのシェアハウスが掲載されており、交流がほとんどなく、普通の一人暮らしのように住めるところもあります。
公式サイトのお問い合わせフォームから「人と話したり関わりがないシェアハウスが良い」と申し込めば、スタッフが最適なシェアハウスを探してくれます。
関連記事:クロスハウスの評判は?悪い口コミ、良い口コミを徹底調査
検索サイト2:シェアパレード
シェアパレードでは、個室にバス・トイレが付いた物件のみを紹介しているページがあります。7件のみですが、すべて東京近郊で通勤や通学時のアクセスも便利!
ユニットバスがほとんどですが、水回りは自分だけで使いたい!という人に特におすすめ。ホテルライクな生活が送れます。
検索サイト3:シェアパーク
シェアパークでは、個室に洗面台などの水回りが付いた個室のシェアハウスが多数紹介されています。
物件数も多く家賃も一目で分かるので、予算内で探しやすいです。
関連記事:シェアハウス検索サイトおすすめ17選【2023年最新】
シェアハウスで話さない・関わらないで暮らすときの注意点
シェアハウスで他の入居者と話さずに関わらないことはできますが、注意点もいくつかあります。
注意点①共用部で人に会うと気まずい
シェアハウスで入居者との関わりを完全に絶とうとすると、共用部で会ったときに無言になり気まずいです。
仕事や用事からの帰宅時に、ばったり会うこともあるでしょう。その時に挨拶するくらいの関係性が、ちょうど良い住み心地なのでおすすめです。
交流し過ぎないけど会ったら挨拶はする、くらいが良い距離感です。
注意点②他の入居者が友達を連れてくると、共有スペースに行きにくい
他の入居者が友達を連れて共有スペースで過ごしていると、気を遣って共有スペースに行きにくいことは多々あります。
シェアハウスの住人なので堂々としていれば良いのですが、下記ツイートにもあるように「疲れている時まで(他人と)話したくない」のは同意する人も多いのではと思います。
別にいいんだけど、シェアハウスのハウスメイトが友達連れてきてると、わたしキッチンにも行けないのつらい。
(いや、疲れてない時とかだったら”あ、こんばんはー。いらっしゃい。”とか言えるけど、疲れてる時ほんとうに人と話したくないからさ。ましてや知らない人と話すことほど体力いるものない)— ちばえび (@_udaudanation_) December 7, 2019
注意点③人の気配や物音がするので気になる
人の気配・物音に敏感な人も、シェアハウスで暮らす際は注意すべき点です。
いくら入居者と話す・関わりが少ない物件であっても、完全に一人の空間ではない分”人の気配と物音”は避けられません。
また、自分の部屋から出るときに、他の人が外出しようとしていると鉢合わせることも。仕事に行くため家を出る時間が同じだと、毎回このようなことが起こりえます。
シェアハウスで話さない・関わらないで住める?:まとめ
シェアハウスで、他の入居者と話さず関わらないで住むことは可能です。
”シェアハウスは入居者との交流が多い”というイメージもありますが、実際はそこまでではありません。自分の部屋で生活を完結したい人向けに、水回りを個室に完備したりなど配慮されている物件も多くなってきました。
・水回り付きの個室がある物件
・共有スペース(リビング)無しの物件
こういったシェアハウスを選ぶことで、より人と関わらずに済みます。
しかし全く話さないことは難しいですし、会ったら挨拶する程度の距離感・関係性は求められます。また人の気配と物音に特に敏感な人は、生活に支障が出る可能性も。
人と話さず関わらず、それでもシェアハウスに住みたいという人はメリット・デメリットをしっかりと理解しておきましょう。
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