シェアハウスの初期費用はどれくらい必要なのか?どんな費用がかかるのかを解説します。
目次
シェアハウスの初期費用の相場は5~10万円ほど
シェアハウスでは、初期費用が5~10万円ほどかかります。かかる費用の内訳と、目安を一覧にしました。
①契約金 | 0円~30,000円ほど |
②入居初月の家賃 | 0円~50,000円ほど |
③共益費 | 0円~5,000円ほど |
④火災保険料 | 0円~15,000円ほど |
⑤デポジット(保証金) |
0円~20,000円ほど |
⑥家具・家電のレンタル料金 | 0円~5,000円ほど |
⑦保証会社加入料 | 0円~10,000円ほど |
シェアハウスの初期費用は、管理会社や物件によって大きく違います。そして、一部の代金が0円なことも多いです。また、中にはクロスハウスのように初期費用を一律で設定しているシェアハウスもあります。
ここからは、シェアハウスの初期費用でかかる代金について、詳しく解説していきます。
①契約金
契約金は、シェアハウスの管理会社に支払う初期費用です。30,000円程度が相場となりますが、物件や管理会社によっては0円ということもあります。
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②入居初月の家賃
シェアハウスに入居した最初の月の家賃です。一般的には「日割り」で請求されます。
例:家賃50,000円のシェアハウスに、9月16日から住む場合
入居初月の家賃は25,000円になる(残りの15日分)。
そのため、月の最初の方で入居するのか、終わりの方で入居するのかで大きく変わります。
月初に入居するほど、初期費用は高くなります。
ちなみにシェアハウスによっては、初月は家賃無料(フリーレント)で住める場合もあります。
③共益費
共益費とは、シェアハウスの運営に使われる管理費のようなものです。共有スペースの清掃、水道光熱費、インターネット利用料などのために支払うものです。
シェアハウスでは、光熱費やインターネット代を入居者みんなで負担します。そのため「共益費」として固定でまとめて請求されるが一般的です。
共益費も、家賃と同様に初月は日割りで請求されます。目安は、5,000円~15,000円ほどです。
④火災保険料
シェアハウスによっては、初期費用として火災保険を支払うこともあります。15,000円程度が相場です(1~2年分)。
基本的にはシェアハウスのオーナーや管理会社が、あらかじめ火災保険の会社を決めています。しかしその限りではありません。
火災保険、家財保険等への加入は任意となっており、オークハウスからの紹介もしておりません。
筆者自身もシェアハウスの入居経験がありますが、火災保険への加入は強制されず、万が一の時は自己責任というスタンスでした。
なお、資金的に余裕があるなら火災保険には加入しておくのがおすすめです。火災保険に加入することで、地震や豪雨などの自然災害で被害を受けたり、家財道具が壊れたりした時の自己負担が軽減されます。
⑤デポジット(保証金)
デポジット(保証金)とは、一般的な賃貸住宅の「敷金」のようなものです。
シェアハウスから退去するときのクリーニングや原状回復のために使われます。使われずに余った分は、自分に戻ってきます。
デポジットは、最大でも月額家賃と同額です。中にはデポジットがかからないシェアハウスもあります。
家具・家電のレンタル料金
シェアハウスは、家具・家電をレンタルできます。何を借りるのか、またどれだけ借りるのかにもよって料金は変動します。
寝具はオークハウスの備品に含まれておりません。
入居申請フォーム内でオークハウスからレンタルをご希望いただけます。[布団セット:枕/掛け布団/枕カバー/ベッドシーツ/掛け布団カバー]
¥17,600(税込)
※期間の指定なし。全サイズ同一金額です。引用元:オークハウス
ただ、シェアハウスには、最初から最低限の家具や家電が備え付けられています。そのため、もっと暮らしやすくしたい人向けのオプションのようなものです。
ちなみに筆者もシェアハウスの居住経験がありますが、家具や家電はすべて備え付けのものだったので無料でした。
保証会社加入料
保証会社加入料とは、万が一家賃を支払えなかった時に、家賃を代わりに支払ってくれる保証会社に支払うお金のことです。
以前はシェアハウスの入居にあたって連帯保証人を立てるのが一般的でしたが、最近はその代わりに保証会社に加入するパターンが増えています。これは万が一家賃が払えなかった時に支払いを充当する等の目的で使われる費用です。
相場は月々の家賃の40~100%程度です。
一般的には、賃料の40~100%程度に設定されていることが多いです。
ただし、保証会社加入料は必ずしも初期費用として支払うとは限りません。シェアハウスによっては、初期費用としては保証会社加入料がかからないものの、月々の家賃支払いに上乗せされることもあります。
シェアハウスは部屋タイプによって初期費用が違う
シェアハウスの初期費用は、部屋タイプによって大きく変わります。シェアハウスの主な部屋タイプには、以下の種類があります。
- シングル(個室):鍵の付いた個室を1人で利用できる
- セミプライベート(半個室):複数人が同じ部屋に入り、パーテーションで個人のスペースを区切る
- ドミトリー:1部屋に複数の2段ベッドが置かれている
部屋タイプごとの初期費用は下記の通りです。
部屋タイプ | 初期費用 |
シングル(個室) | 0円~100,000円 |
セミプライベート(半個室) | 0円~80,000円 |
ドミトリー | 0円~70,000円 |
実際にかかる初期費用は、管理会社ごとに定める初回契約料、デポジットの有無、初月がフリーレントか否かによっても変動します。
例えば、クロスハウスの管理物件の場合、初期費用としてかかるのは一律30,000円です。このためどの部屋タイプであろうと、初期費用には差が出ません。
一方でオークハウスの管理物件だと、初期費用には「契約料」「日割り家賃」「ベッドパット費」の3つの要素があります。
契約料は部屋タイプによって異なるため、ここで部屋タイプに応じた初期費用の差が生じることになります。
シェアハウスと一般的な賃貸物件の初期費用の比較
一般的な賃貸物件に比べると、シェアハウスの初期費用は安く済みます。初期費用の目安を比較してみました。
初期費用の内訳 | シェアハウス | 賃貸物件 |
初月家賃 | 1か月分 | 1か月分 |
共益費 | 1カ月分 | 1か月分 |
敷金 | なし(※デポジットあり) | 家賃の1~2か月分 |
礼金 | なし | 家賃の1~2か月分 |
仲介手数料 | なし | 家賃の0.5か月分 |
火災保険料 | 任意 | ほぼ強制 |
鍵交換費用 | なし | あり(30,000円程度) |
契約金 | あり(30,000円程度) | なし |
保証会社加入料 | あり(10,000円程度) | あり(10,000円程度) |
合計金額の目安 | 家賃の1か月分~2か月分程度 | 家賃の3か月分~4か月分程度 |
シェアハウスは賃貸物件に比べて、費用の項目が少ないため、初期費用が安く済む傾向にあるのです。
シェアハウスの初期費用が安い理由は?
シェアハウスの初期費用が安い理由について、詳しく紹介します。
敷金や礼金がかからない
シェアハウスは基本的に敷金、礼金がかかりません。一般的な賃貸物件だと、敷金と礼金、その他もろもろの費用で家賃数か月分がかかるため、ここが大きな差になります。
初期費用の総額については、多めに見積もって、家賃の4.5倍~5倍程度と考えておくと安心です。
引用元:SUUMO
なお、敷金に近い意味合いで、シェアハウスでは「デポジット」がかかることがあります。
仲介手数料がかからない
シェアハウスでは一般的な賃貸物件とは違い、仲介手数料がかかりません。これは、シェアハウスは不動産業者を挟まずに、オーナーや管理会社と直接契約するためです。
不動産屋という仲介業者を挟まない分、余計な手数料がかからず、初期費用が安くなります。
家賃自体が安めに設定されている
シェアハウスは一般の賃貸住宅に比べると、家賃が安いのも特徴です。初期費用でかかるのは「家賃の○か月分」で計算されることも多いため、家賃が安ければその分初期費用も抑えられます。
シェアハウスの初期費用の注意事項
シェアハウスで支払う初期費用に関しての注意事項を解説します。
地域や時期、管理会社によって初期費用は変わる
実際にかかる初期費用は、下記の様々な条件によって変動します。
- 地域
- 時期
- 管理会社
特に大きな要因は管理会社です。管理会社に応じて、下記の通り初期費用が設定されています。
シェアハウスの管理会社 | 初期費用 |
---|---|
クロスハウス | 30,000円 |
リビタのシェアプレイス | 50,000円~ |
シェアクリップ | 30日間賃料含む60,000円など |
また時期によってはキャンペーンが開催され、対象物件の初期費用がお得になることもあります。
引っ越しにかかる費用は自己負担
引っ越しにかかる費用は自己負担です。引っ越し代金は、安くても30,000円ほどはかかるので注意しましょう。
参考:引っ越し費用相場
遠方から引っ越す場合には、距離に応じても料金が高くなります。また3月下旬などの繁忙期は、特に引っ越し料金が高くなるため、緊急の事情がなければ避けておくのがおすすめです。
ただ、シェアハウスは、洗濯機や冷蔵機、電子レンジや炊飯器など、基本的な生活家電や家具は揃っています。なので、あまり運び込む荷物は多くありません。
衣類や消耗品、娯楽品など、小さめ荷物が中心になるので、一般的な賃貸と比べれば引っ越し代金は節約できるでしょう。
短期入居だと初期費用のキャンペーンを受けられない可能性もある
シェアハウスによっては、初期費用が割引されたり、無料になったりするキャンペーンを受けられます。しかしキャンペーンの特典を受けるためには、一定期間以上の入居が必要です。3か月以内などの短期入居だと、初期費用のキャンペーン対象外になる可能性もあります。
申込み条件 入居期間がフリーレント期間+3ヶ月以上の方に限りご利用いただけます。
お得なキャンペーンを活用したい時は、しっかりと条件を確認して、自分に当てはまるかどうかを確認しておきましょう。
初期費用ゼロ円のシェアハウスは、退去時に費用がかかる可能性があるので注意
初期費用が無料のシェアハウスはお得ですが、退去時に清掃費や現状復帰の作業費、解約手数料などを請求される可能性があるため、注意が必要です。
【シェアハウス】クロスハウス╰(・◡・╰)
賃貸との違い
アパート・マンション
礼金が無いところは最近増えてる
敷金が無いところは退去時別途費用を取られる事が多い
下記にないが仲介手数料が家賃の0.5〜1.1取られる所が多いシェアハウスは本当に初期費用が安くていい
新築・築浅物件がオススメ pic.twitter.com/fIm3ZN1MCU
— ココ【PAMR】シェアハウス東京 クロスハウス 紹介コード配布中 (@cocotabitabi) May 15, 2024
退去時に高額の費用がかかる場合は、シェアハウス入居にかかるトータルの費用が高くなる可能性もあります。余裕があるなら、念のため退去時にかかる費用も調査するのがおすすめです。
シェアハウス独自のルールで初期費用が上乗せされる場合がある
シェアハウスによっては、一般的には見られない費用を初期費用として請求されることもあります。家具や家電のレンタルに料金がかかる場合などは、その一例です。
ちなみに筆者のシェアハウスメイトは、過去に住んだシェアハウスにおいて、初期費用としてイベント積立料なるものを数千円程度上乗せされたことがあるようです。これは管理会社に請求されたのではなく、入居後にシェアハウスの入居者から請求されたとのことでした。
ホームページなどで公開されている初期費用以外にも、シェアハウスによっては費用がかかる可能性もあることを知っておくと良いでしょう。
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