シェアハウスの探し方を徹底解説します。また、良いシェアハウスを見つけるコツや、避けるべきシェアハウスの特徴もまとめているので、参考にしてください。
目次
シェアハウスは専門の紹介サイトで探せる
シェアハウスを探すには、一般的にシェアハウス専門の紹介サイトから申し込みます。
シェアハウス紹介サイトを使う理由は、一般的なアパートやマンション等の物件と違い、不動産屋(不動産仲介会社)での取り扱いが少ないからです。
不動産屋は「シェアハウスを紹介するのはできるだけ避けたい」というのが本音なため、あまり表立って紹介はされていません。
仲介業者がシェアハウスを扱わない理由
- 家賃が安い(仲介手数料が安い)
- シェアハウスのことがよくわからない
- 物件の案内見学時の詳細な説明ができない
- 定期建物賃貸借契約ができない(アパート・マンションでは一般的ではない)
- オーナーから物件管理の仕事を得ることにつながらない
そのため、シェアハウス専門の検索サイト(ポータルサイトや運営会社のサイト)で探すことが最初の一歩となります。
ちなみに、検索サイトによって掲載されている物件や数が違います。
紹介されているシェアハウスのコンセプトも「個室・ドミトリー」「交流多め・少なめ」「価格重視・質重視」・「入居者の半数が外国人」など様々です。
自分がどのようなシェアハウスに住みたいかをきちんとイメージ・決定してから、検索サイトで探すと見つけやすいです。
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シェアハウスを探すときのチェックポイント8選
シェアハウス検索サイトで探す際のチェックポイントをまとめました。シェアハウスを選ぶときは、最低限これらのポイントを押さえましょう。
ポイント①物件の立地
シェアハウスを探す際の1つ目のポイントは、物件の立地です。職場や学校の通勤時間を考えて、負担がない場所にしましょう。
駅から徒歩何分なのかなども、実際に内覧した際に確認してください。駅から遠くなるほど、家賃は安くなります。
また自然豊かなところに住むのも良いですが、スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどのお店があるかもチェック!あまりに何も無いところだと、不便です。
都市部だと徒歩でも可能ですが、地方だと車でないと行けない距離にあることが多いので注意が必要です。合わせて、シェアハウス周辺の治安も実際に現場に出向いて直接確認を!
ポイント②個室かドミトリーか
次に、シェアハウスの部屋が「個室」か「ドミトリー」かをチェックします。個室とドミトリーの違いは、以下の通りです。
個室:一人ひとりに部屋が用意されている
ドミトリー:みんなと相部屋で生活する。寝床は2段ベッドのところが多い
個室は、自分のプライベート空間・時間をしっかり確保したい人におすすめです。また、セキュリティ面でも安心感があります。
ドミトリーは、家賃の安さと、他人とコミュニケーションを多くとれることが特徴です。
ポイント③入居条件
シェアハウスには「年齢・性別・国籍・最低入居期間」などの入居条件が設定されていることがあります。
特に年齢は、入居者同士のジェネレーションギャップによるトラブルを避けるために、18~39歳など明確に区切られていることが多いです。
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また、最低入居期間も要チェック。
だいたいの物件が最低3ヶ月~など期間が定められているので、自分がどのくらい住む予定なのかを決めておく必要があります。短期で住みたい場合は「1ヶ月からの短期入居可」など、短期OKな物件にしましょう。
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ポイント④家賃と初期費用
次に、シェアハウスにかかる家賃と初期費用をチェックしましょう。
シェアハウスの家賃相場は、以下が目安です。
物件 | 家賃 |
個室 | 4~6万円 |
ドミトリー | 2~5万円 |
東京や大阪などの大都市だと高めで、他の地域では安い傾向があります。
初期費用とは、シェアハウスの契約時に最初に支払う料金です。以下のような費用が発生します。
契約手数料 | 0円~30,000円ほど |
住宅火災保険料 | 10,000円ほど |
保証金 (退去時に一部は返金) |
20,000円~30,000円ほど |
一般的に、シェアハウスには敷金・礼金はありません。そのため、普通のアパートやマンションと比べると初期費用は安めです。それでも、最低30,000円ほどはかかります。
関連記事:シェアハウスの初期費用はどれくらい必要?
ポイント⑤物件の規模
シェアハウスを探す際の5つ目のポイントは、物件の規模です。シェアハウスの規模は、大きく3つに分けられます。
・小規模(2~10人)
・中規模(11~20人)
・大規模(21人以上)
小規模であれば人数が少ない分アットホームな落ち着いた中で暮らせますし、大規模なら反対にいつも賑やかでワイワイ・楽しく過ごせます。
人は少なすぎず多すぎない方が良いのであれば、中規模のシェアハウスがベスト。それぞれにメリットがあるため、自分がどの雰囲気で暮らしたいかをイメージしましょう。
ポイント⑥共有設備や家具家電の有無
シェアハウスを探す際の6つ目のポイントは、共有設備です。次のような設備は、人数に対して不足していないかをしっかり見ておく必要があります。
・キッチン
・リビング
・トイレ
・お風呂、シャワールーム
・ラウンジ、プレイヤールームなどの娯楽設備
また家具・家電の数やサイズも、内覧時に確認してください。共有設備は間取りで確認できても、家具家電までは把握が難しいからです。
洗濯機や冷蔵庫の大きさ、レンジの数などが居住人数に合っているかも大切なポイントの一つです。
ポイント⑦入居者の属性
シェアハウスを探す際の7つ目のポイントは、既に入居している人の属性です。
・性別
・年齢
・国籍
・コミュニケーションに積極的か消極的か
・世帯形体(単身、家族)
実際に会ってみないと分からないのでは?と思うかもしれません。
しかし、オークハウスの検索サイトに掲載されているシェアハウスは、物件ごとに男女比・外国人率・年齢層が分かります。トップページの「こだわりから探す」から「入居者の属性」を選択すると、希望する条件を満たす物件を探せます。
また、コミュニケーションに積極的か消極的かは、リビタのシェアプレイスの「アットホームorアクティブ」でチェックしやすいです。
他にも、Share Clip(シェアクリップ)では、入居者同士の距離感(あいさつ程度・数名はプライベートでも交流・ほぼ全員が交流している)から検索できます。
シェアハウスだけどあまり人と関わらずに暮らしたい人は、こういった”住人との距離感から絞り込めるサイト”を活用して自分の希望に合う物件を探しましょう。
ポイント⑧シェアハウスの管理体制
シェアハウスを探す際の最後のポイントは、シェアハウスの管理体制です。
・ルールは決まっているか、禁止事項はあるか
・掃除は誰が行っているのか(入居者か清掃業者か)
・共用設備が壊れたときの対応はどうなるのか
・管理会社が過去に問題を起こしていないか
上記のポイントを実際に管理会社へ連絡して、その対応も見てください。こちらの疑問点に対して真摯に・的確に答えてしてくれるのかを、しっかりと見極めましょう。
「住んだ後も何かあったときにきちんと対応してくれるのか?」も、内覧時に忘れずに聞いてください。
良いシェアハウスを見つけるためのコツ
良いシェアハウスを見つけるためのコツを3つまとめました。
コツ①必ず下見・内覧に行く
良いシェアハウスを見つけるための1つ目のコツは、必ず下見・内覧に行くことです。
内覧時のチェックポイント
シェアハウスを内覧した際は、下記のポイントをチェックしてください。
・入居者層を確認
・共有部分の清潔さ
・部屋と共有部の防音性
・スマホの電波が入るか
・個室のカギの有無
・部屋の広さと窓の有無
・周りの住環境
どのような人が入居しているかは、シェアハウスに居る時間ならば分かります。平日の日中だと仕事や学校等で不在のことも多いので、18時以降の訪問がおすすめ。会って挨拶してみましょう。
共有部分の清潔さは必ず確認を。きちんと片付いていれば、入居している人たちのマナーの良さやハウスルールが決められているなどが分かりますね。
忘れがちですが、共有部と部屋の防音性もしっかりとチェックを。音に敏感な人は、壁が厚く聞こえにくい物件じゃないとストレスになりやすいです。
スマホの電波も確認してください。Wi-Fi完備のところであっても、オフにして4G/5Gが繋がるかを確かめましょう。
また個室のカギの有無、どういうカギなのか?しっかりと施錠されるかもチェック。部屋の広さ・窓の有無はWebでは分かりにくいので、実際に入って確かめます。広く感じても(引っ越し後に)置く荷物によって変わるので、イメージすることが大切です。
シェアハウスだけでなく、周りも散策してみましょう。駅からの距離、徒歩圏内にスーパーやコンビニ・薬局などはあるのか?また学校の有無や、車が通る道路の幅などもしっかりと見てください。内覧はシェアハウス周辺の住環境を知る良い機会なので、忘れずに確認しましょう。
コツ②口コミを調べたり、入居者から話を聞いてみる
希望する物件で、他の入居者の口コミが掲載されていれば目を通しましょう。また内覧の時にシェアハウスの入居者が居れば、直接話を聞いてみるのも良い方法です。住み心地など、ネットでは分からない”リアルな声”が確認できますよ。
コツ③管理・運営会社に問い合わせて対応を見る
シェアハウスの管理・運営会社へ直接問い合わせて、どのように対応してくれるかを見ることもコツの一つです。
特に顔が見えない電話でも、丁寧・親身に対応してくれるところがおすすめ。実際に会った時もきちんと対応してくれます。もしメールで問い合わせれば、返信スピードも意識してください。何日も返信が無いようなところは避けた方が無難です。
避けた方が良いシェアハウスの特徴
最後に、避けた方が良いシェアハウスの特徴を紹介します。
特徴①自分の生活スタイルと合わないシェアハウス
自分が希望する生活スタイルに合わないシェアハウスは、どんなに良い物件でも避けましょう。静かに過ごしたいのにドミトリー(相部屋)を選んだり、コミュニケーションやイベントが盛んなシェアハウスを選ぶなどはNGです。
「どのようなスタイルで生活したいか」を、自分の中でしっかりと確立しておく必要があります。毎日のことなので我慢することになると、住み続けられません。
特徴②入居人数に対して共有の設備が少ない
シェアハウスの入居人数に対して、トイレや電子レンジなど共有の設備が少ないところも要注意です。皆それぞれ使用タイミングがバラバラならば良いですが、人数が多ければ、被る時も多くなります。
ただ、本当に安さ重視で選ぶなら、ある程度は設備の少なさに目をつぶる必要が出てきます。
特徴③共用スペースが異常に汚れている、設備が壊れている
内覧時にたまたま共有スペースが汚れている・片付いていないなどは、ある程度許容しても良いでしょう。しかし異常に汚れていたり、設備が古いままで壊れている物件は避けてください。清掃はもちろん、その物件がきちんと管理されていないことが分かります。
他人が汚したスペースの掃除が耐えられない‥、ほとんどの人が同意見では無いでしょうか。共有スペースの清潔さを重視する人は、毎週きちんと清掃される物件がおすすめです。
生活音、置きっぱなし、汚れやゴミの放置、整理整頓、汚れているか(服等)、生活リズムの許容範囲が近い人としか暮らせないとシェアハウス、バッパー生活して痛感した。私は範囲が狭い方なんだと気づいたし反対の人に言っても理解してもらえない。毎回他人が汚したスペースを掃除なんて耐えられない
— Kikiワーホリ (@stockedtomato) August 27, 2023
特徴④ハウスルールが存在しない
避けた方がいいシェアハウスの4つ目の特徴は、ハウスルールが存在しないことです。
ハウスルールとは<洗濯機の利用時間や友達を呼んでOK等>、シェアハウス内で決められていることです。ルールが無い=聞こえは良いかもしれませんが、決まりが無いので「野放し」状態です。つまり何でもありということ。
最低限のルールは設けないと、本当に暮らしにくいです。
【〇〇がないシェアハウスは荒れる】
ハウスルールがないハウスは荒れ放題になる可能性がある。「ルールなんていらない」
そうしていると勝手に炊飯器が使われたり、物が食べられていたりする現場があった。
自由さは大切。ただ一定のルールも同時に重要。#シェアハウス悩み相談所
— GOOD (@hiro_the_world) May 25, 2021
シェアハウスの探し方は?どこで探せるのか、探し方のポイントまとめ
シェアハウスは、専門の検索サイトを活用するのが便利です。エリアや沿線の他、物件のコミュニティ度合いや入居者との距離感といった条件でも検索できます。
「自分がどういうスタイルでシェアハウスに住みたいのか」を確立してから、探すとスムーズです。シェアハウスを探す際のポイント・コツを踏まえて、良い物件を見つけてください。
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