シェアハウスの契約から入居までの一連の流れを解説します。通常の賃貸を契約する際と少し異なるので、シェアハウスに入居したい人はぜひ参考にしてください。
シェアハウスの契約から入居までの流れ
シェアハウスの契約から入居までの流れについて1ステップずつ解説します。
1.ネットでシェアハウスを探す
希望の立地・エリア、家賃の予算、条件などを決めてからインターネットでシェアハウスを探しましょう。
「〇〇(エリア名)×シェアハウス」などで検索するのも良いですし、クロスハウスのような専門のシェアハウス検索サイトを利用するのもおすすめです。
まずは掲載されているシェアハウスの雰囲気を知りましょう。検索時は1軒だけでなく、複数のシェアハウスをピックアップしておくのがベターです。
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2.気になった物件を管理会社に問い合わせる
気に入った物件が見つかれば、記載されている管理会社にメールや電話で連絡します。なるべく早く住みたいのであれば、電話の方がおすすめ。会社に午前中に電話して、もし部屋が空いていれば午後に内覧できる可能性が高まります。
家賃の支払方法・解約や更新方法など、気になることは確認しておく
この段階で家賃の支払方法・解約や更新時の方法など、気になることは質問しておいた方が良いです。回答によっては「内覧を見送ろう」という事態にもなるかもしれません。
せっかく時間を作って内覧するわけですから、無駄足にならないように最低限のことは聞いておくべきです。
3.内覧・下見に行く
問い合わせたときに内覧・下見する日や待ち合わせ場所が決められるので、当日遅れないように向かいます。
内覧時のチェックポイント7選
内覧時に最低限押さえておきたいチェックポイントは、下記7ポイントです。
・共有スペースの清潔さ・設備の有無
・お風呂・トイレなどの施錠
・各部屋の防音性
・スマートフォンの電波状況
・居室の鍵の有無
・部屋の広さ、コンセントの数
・周辺の住環境
通常の賃貸とは違って、シェアハウスはキッチン&リビング・お風呂やトイレ・洗濯などは共有のところがほとんどです。自分が過ごす部屋はもちろんですが、皆で使う場所も必ず確認しましょう。
清掃がされているかどうかで、管理体制も分かります。お風呂・トイレも実際に入って、鍵がきちんと施錠されるか確かめます。
部屋では防音性、スマートフォンの電波状況を確認してください。リビングなら電波状況が良いけど部屋に入った途端繋がらなくなる可能性があるので、Wi-Fiでは無くてモバイル通信で繋がるか確かめましょう。
部屋に鍵が付いているかの有無、広さやコンセントの数までしっかりと確認します。特にコンセントの数はパソコン・充電器などを繋ぎたい場所に、必要数あるかをカウントします。多ければ良いものの、少ないと不便なので注意が必要。
同じ物件内で複数の部屋がある場合は、部屋によって広さが違う場合もあるので、比較するのもおすすめ。
待ち合わせ場所はシェアハウス現地や最寄り駅など様々。現地でも最寄り駅でも、会社で無ければ周辺環境をチェックするチャンス!
駅から徒歩何分なのか、近くにスーパーやコンビニなど買い物できる場所はあるかなどをしっかりと見ておきます。お店があれば営業時間も確認してください。学校や仕事帰りに立ち寄れるかどうかの基準になります。
入居条件やハウスルールもしっかり確認する
内覧・下見した際は、入居の条件やハウスルールなど住むことを前提にした項目を確認しておきましょう。特に入居条件では年齢を問われることが多いですし、ハウスルールも自分の性格に近いところでないと合わない可能性が出てくるからです。
せっかく管理会社の担当者と居るので、細々したことも一気に聞いて疑問点を解決しておくと良いです。
4.入居の申し込みをする(管理会社に申込書を渡す)
内覧・下見した物件や周辺環境に問題がなく「住みたい」と思えば、入居の申し込みを行ないます。入居申込書が必ず用意されているので、必要事項を記入して管理会社に渡しましょう。
入居申し込み時に、緊急連絡先や連帯保証人を書くこともあります。身元の確認のため連絡されることもあるので、先方にはあらかじめ伝えておくと安心です。
5.身元確認・審査~承認されるまで待つ
入居申込書を渡せば賃貸マンション・アパートを借りるときと同様に、管理会社所定の審査(身元の確認連絡もこの時)が行われます。承認されるまで待ちましょう。
審査結果が出るまでは、一般的に数日(3-4日)要します。
6.契約書にサインして、初期費用を支払う
審査をパスすれば、契約書にサインしましょう。入居日もここで決まるため、引っ越し準備する時間を考えて入居日を設定します。
また、初期費用も忘れずに支払いましょう。初期費用とは契約時最初に支払うお金のことで、契約金や日割りの家賃・火災保険料・保証金等です。それぞれ数万円ほどですが、管理会社によって金額と必要なお金がそれぞれ異なるのできちんと確認してください。
契約金の他に、日割りの家賃とベッドパッド代が必要な管理会社もあります。
7.入居日に引っ越す
契約・必要手続きがすべて済めば、鍵を受け取って決められた入居日に引っ越します。一般的には、荷物を運び入れる日=入居日です。引っ越しが住めば、いよいよシェアハウスでの生活がスタート!
関連記事:シェアハウスは入居までに何日かかる?最短何日で住めるのか
シェアハウス契約のために準備するもの
シェアハウスの契約のために、準備しておくべきものをまとめました。
顔写真付きの身分証明書・印鑑
顔写真付きの身分証明書と印鑑は、どのシェアハウスを契約するときも必ず求められます。保険証のみは身分証明書として認められないので、運転免許証やマイナンバーカード・パスポートなど必ず顔写真付きのものを用意してください。
原本だけでなく、コピーを取って(管理会社に)渡せるようにしておくとスムーズです。
Q. 入居の際に必要なものはなんですか?入居の際に必要な書類等について教えてください。
A. 以下のような書類が必要になります。
身分証明書のコピー、印鑑、可能であればスリッパをご持参ください。
初期費用(ある程度まとまったお金)
シェアハウスの契約で必要なのは身分証明書・印鑑の他に初期費用が必要です。
契約金や日割りの家賃など合計すると数万円は必要なので、ある程度まとまったお金をあらかじめ用意しておきましょう。審査をパスした後に、確認のために「支払うべき初期費用の合計額」をきちんと聞いてメモしておくと安心です。
シェアハウスの契約時に必要・不必要な物とは?
次に、シェアハウスの契約時に必要・不必要な物をそれぞれリストでまとめました。物件ごとによって異なりますが、一般的には以下の物を用意すれば問題ありません。
必要な物
シェアハウスの契約時に必要な物は、下記の通りです。
必要な物 | 具体例 |
自分だけで使う物 | 衣類、タオル、歯ブラシ、シャンプーなど |
自分の個室で使う物 | 家具やドライヤーなど |
衣類やタオル・歯ブラシ・シャンプーリンスなど、自分だけで使う物は忘れないようにしましょう。お風呂・洗面所など共有で使うスペースがあっても、自分の物は自分で用意するからです。旅行時に持っていくものをイメージすると分かりやすいです。
また自分の個室で利用する家具・ドライヤーなどの小物家電も、必要であれば持ち込んでください。
不必要な物
反対にシェアハウスで不必要な物は、下記の通りです。
不必要な物 | 具体例 |
一般的な家電 | 冷蔵庫、洗濯機、テレビなど |
共有スペースの家具 | ダイニングテーブル、椅子、ソファなど |
調理器具、食器 | レンジ、炊飯器、掃除機など |
一般的な家電は用意されているので、用意しなくてOKです。共有スペースに置いてあるダイニングテーブル・椅子、ソファなども不要。レンジや炊飯器などの調理器・そして食器も用意されているシェアハウスであれば、自分の身の回り品だけで済みます。
物件の内覧・下見時に、何が置いてあるのか?何を自分で持ってくるべきかを確認しておくと良いでしょう。持ち込んでは行けないものも決められているので、管理会社に合わせて確認してください。
シェアハウスの契約から入居までの流れを徹底解説:まとめ
シェアハウスの契約から入居までの流れ、準備するべきものや必要・不必要な物を解説しました。
大型家電やベッド・机・椅子などの家具は完備しているので、用意する必要が無く通常の賃貸マンション・アパートに引っ越すよりも安く済みます。シェアハウスは初期費用も敷金・礼金が不要で入居できるところが多いので、「できるだけお金をかけずに引っ越したい人」におすすめです。
入居するまでできるだけスムーズに進むよう、この記事を読んで準備し活用していただければと思います。
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