「フリーランスの自由な働き方に憧れている」
「フリーランスなったら精神的にも経済的にも豊かな生活を送れるのでは?」
本記事では、フリーランスへの転身を考えている方にこそ、読んで欲しい「未経験から本業フリーランスになるめのステップ」を詳しくご紹介します。
フリーランスになるために必要な点を抑え、独立からすぐに稼げる!本業フリーランスデビューを叶えていきましょう!
目次
フリーランスになる勇気が持てないあなたに
能力次第でどんどん稼げるフリーランス
フリーランスは能力次第でどこまでも稼ぐことができます。
【内閣府のデータを参考にしたフリーランスの年間収入の平均】
・学歴が「大学卒」の場合、平均値で「517万円」
・中央値は「300~399万円」
・学歴が「高校卒」の場合、平均値は「326万円」
・うち800万円以上は全体の20%
正社員を比べて特別に報酬が悪いという訳ではありません。
日本の一般企業で働き続けたとしても昇給率は約2.2%と言われるこのご時世。(2018年「賃金引上げ等の実態に関する調査」)
本人のやる気・実力次第で収入が伸びるフリーランスとして活躍することは、大きな可能性と希望を秘めていますよね。
参考ソース:
https://www5.cao.go.jp/keizai3/seisakukadai.html
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/12-23.html
フリーランス➡会社員に戻ることも可能
逆に、フリーランスから会社員に戻るという方も一定数存在します。
フリーランスとして成果を上げてきた実績、交渉・価値提供、確定申告など一連の業務を経験しているという強みがあります。
そのため、交渉次第では即戦力になる社員として出戻って、活躍する未来も描けるのです。
フリーランスになることでスキルや経験値が上がることはあっても、下がることはありません。
フリーランスに挑戦したいのであれば、期間を決めて、まずはチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
でも、準備する時間なしでフリーランスになると大変なことに…
思い切りで本業フリーランスに転身すると、大航海(大後悔)の嵐になり、挫折リスクが高まります。
本業フリーランスに転身する前から、手に職を付ける、強みを用意しておくことは非常に大切です。
たとえば、ライターのフリーランスとして生計を立てていくとしましょう。
一言にフリーライターと言っても、どこまで対応できるのか、知識があるのかによっても文字単価は0.2円以下~5円以上と大きく変わります。
・SEO知識がある
・ライティングだけでなくHTMLコーディングもできる
・WEBデザインも一括でできる
・法律系・FPなどの資格を所有していて、監修記事が執筆できる
上記のような強みがあるほど、記事の単価はアップします。
手に職や自分だけの強みがあれば、高単価案件に集中できるので、文字数に追われるだけの毎日、ひたすら低単価でしのぐ日々は避けることができます。
ライターの例でご紹介しましたが、ウェブデザイン、デザイナー、イラストレーターなども同じです。
事前に付加価値として提供できる自分の強みや武器を用意しておくことで、フリーランスとしての独立後、順調に売り上げが伸びやすくなります。
逆に何も用意していないと、ひたすら下積みからのスタートで収益に直結せず苦労することに…。
そのためにも、会社員時代は積極的に目指す分野のフリーランスになるための勉強・最新知識の吸収などに時間を充てていきましょう!
厳しいことを言いますが、「会社員時代に勉強の時間を取れない」のであれば本業フリーランスはやめた方が良いです。
時間管理もフリーランスに必要な能力だからです。
ある程度、知識や実力がついてきたらまずは副業からのスタートを目指します。
フリーランスの仕事探しはコレで安心!登録しておくべきサイト4選
本業フリーランスとして独立する前に、フリーランスとしてお金を稼ぐための感覚を身に付け、「やっていけるのか」を見極めていきましょう。
副業として手軽にフリーランスの仕事ができる、クラウドソーシングをご紹介します。
ランサーズ
GREE・Yahoo! JAPANといった大企業からベンチャー企業まで、業界屈指の24万社以上が仕事発注者として活用しています。
比較的高単価な仕事も多く、中堅~プロレベルの方にとって仕事を取りやすいクラウドソーシングです。
クラウドワークス
スキル不問の仕事~高レベルの知識・技術・経験が必要なものまで仕事の範囲が広いため、初心者〜上級者まで登録していて損のないクラウドソーシングです。
ココナラ
作業する側がまず自分を売り出し(○○を2,000円で請け負いますなど)、依頼したい側が購入する形になります。
ココナラで発注するクライアントは「お手頃高品質」を求める方が多い印象なので、高単価案件はむずかしいかもしれません。
気軽なフリーランス活動から始めたいという時に、登録をおすすめします。
レバテックフリーランス
IT・Web系のフリーランスエンジニア(個人事業主)向けの求人・案件サービスを展開しています。
単価も比較的高めで、フォロー体制が充実していてIT分野でフリーランスを目指すなら非常におすすめです。
※もっとスキルシェアサービスを知りたい場合は、以下もチェック!
関連記事:スキルシェアサービスおすすめ16選を比較!副業で稼ぐコツも紹介
本業フリーランスになるために必要な【手続き4つ】
副業でフリーランスをするのであれば、とくに特別な申請や届け出は必要ではありません。
ただし独立して本業のフリーランスとして活動するならば後々、保証や優遇点で不利になることもあるので退職後は次の4つの手続きだけは済ませましょう!
開業届け
必須ではありませんが、開業届けを出しておくことで所得税の控除額が大きい「青色申告」ができるようになります。
屋号名で銀行の口座が開設できるなど、個人事業主としての信頼性も高めることができます。
期間:退職から1か月
提出先:税務署
手続きに必要なもの:印鑑・免許証などの身分証明書
国民健康保健への切り替え
退職後すぐに国民健康保険に切り替えなくても、退職後2年間なら会社の健康保険に任意で継続加入できます。
ただし独立したことで、これまでの会社が負担していた半分も自己負担になり2倍の保険料になるので気を付けましょう。
慌てて国民健康保険に加入するより、会社の健康保険に継続加入(任意継続)したほうが安く済むことも。
自分が住む市区町村の国民健康保険課や健康保険組合に電話をして、金額を問い合わせてから会社の健康保険に継続加入(任意継続)するか、国保に切り替えるか検討できるとベストです。
期間:退職から14日以内
提出先: 市区町村役場
手続きに必要なもの:健康保険資格喪失書、印鑑、免許証などの身分証明書
国民年金への切り替え
厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
期限:退職から14日以内
提出先:市区町村役場
必要な持ち物:
・年金手帳
・厚生年金など退職の日付が分かるもの
・印鑑
・免許証などの身分証明書
青色申告承認申請書
青色申告のために必要な届け出です。
青色申告承認申請書と開業届を税務署に提出することで、青色申告ができるようになります。
青色申告には、下記のようなメリットがあります。
・青色申告特別控除…最高55万円(令和元年以前は最高65万円)を控除
・純損失の繰越しと繰戻し…損失額を翌年以後3年間にわたって繰り越して、各年分の所得金額から控除、など
引用:青色申告の特典(国税庁)
期間:退職から2か月以内
提出先:税務署
手続きに必要なもの:印鑑・免許証などの身分証明書・開業届け
ローンやカード契約の見直しを済ませる
フリーランスという職業上、ローンやカードの契約がしにくくなります。
会社員や公務員などの安定した職業と比べクレジットやローンの審査が厳しくなってしまうのです。
もちろん、安定したそれなりの収入が手に入るようになれば、クレジットやローンの審査で問題になることはありませんが、独立から1年で安定収入が得られるかというと厳しいのが正直なところ…。
本業フリーランスになる前に、住宅ローンやカーローンなど、一通りの審査を終えることをおすすめします。
半年分の生活費を用意しておく
本業フリーランスとして独り立ちしてから、すぐに顧客を呼び込めて、収入の安定化に欠かせないリピーター確保ができる方はそう多くありません。
本業でバリバリ仕事をしてきたフリーランスと同じ土俵で戦うには、示せる実績数がまだ少ないのがネックになります。
クライアントとしては、実績も経験日数も高いベテランに任せたいと思ってしまいますからね。
だからこそ、早い段階でクライアントの目に留まり、少しでも高単価で受注できるよう、先にご紹介したように自分だけの強み・手に職を付けることが大切です。
仕事が軌道に乗るまでの当面分、できれば6か月分の生活費は用意しておきましょう。
働く環境を整える
本業フリーランスになってから、お金を稼ぐ業務だけに集中できるよう、働くための環境を事前に整えていきましょう。
本業フリーランスとして活動する前に、用意しておきたい5つのポイントをまとめます。
1.屋号付き口座を開設・通帳を作る
先にご紹介した開業届けを提出していれば、屋号名=事業名と自身の名前を合わせた口座名が作成できます。
個人名義の口座だと不安に感じるクライアントもいますが、屋号が入っている口座を用いる=事業者として正式に登録されている証なので事業主としての信頼性アップに貢献します。
2.名刺の用意をする
フリーランスにとって名前をクライアントに覚えてもらえるかどうかは死活問題です!
業種間・異業種間の交流会なども仕事探しや情報収集のために営業を兼ねて参加することも多くなるため、かならず名刺を用意しておきましょう。
「友人に出来立ての名刺を配っていたら、友人の知り合いにエンジニアを探している人がいて名刺のお陰でスムーズに連絡が取れた」なんてこともよくある話です。
3.事業用のメールアドレスを作成
メールアドレスを使ってクライアントと連絡を取ることがほとんどです。
フリーアドレスでもかまいませんが、プライベートなメールと混同して大切なメールを見落とさないためにも、また事業主としての信頼性を高めるためにも独自ドメインを取った方が良いでしょう。
4.会計ソフトの導入をする
確定申告直前にアタフタしないためにも、会計ソフトを導入しましょう。
次のようなオンラインソフトがおすすめです。
質問に答えていくだけで確定申告に必要な仕分け作業が簡単にでき、誰でも着実に確定申告に向けた準備ができます!
関連記事:フリーランスにおすすめのクラウド会計ソフトを解説!メリットや確定申告の基本もおさらい
5.コワーキングスペースを探す
異業種のフリーランサーが集まり、仕事場を共有するための空間=コワーキングプレースが年々増えています。
共有スペースで生まれる交流により、情報交換や協働などの相乗効果が得られるメリットがコワーキングスペースの魅力です。
活用次第では営業の場にも!
・コツコツ1人だけの空間で仕事をするのが苦手という方
・自宅が落ち着かない方
・周りのフリーランスに刺激を受けながら自分も頑張りたい!という方
であればコワーキングスペースを活用する価値があるのではないでしょうか?
※全国のコワーキングスペース検索はこちら
>日本全国のコワーキングスペース検索
本格的な起業・独立のアピールと宣伝
本業フリーランスになるための下準備・手続き・環境土台が作り終えたら、いざ本業フリーランスとしての活動を始めていきましょう!
その1:独立のあいさつ
これまでお世話になったことのある顧客、フリーランスの知人・友人などにSNSやメール・電話を駆使して独立開業したことを知らせます。
その2:勉強会や交流会で同業者同士の人脈を作る
「クライアントにこういった仕事をできる人を探しているんだけど、私の得意じゃなくて。あなた専門だよね、どう?」と言ったように、横繋がりから声をかけてもらえることもあります。
その3:オンラインの営業活動
先にご紹介したクラウドソーシングに登録に登録して日頃から新規案件を探すとともに、「○○エンジニア募集」のようにグーグル検索で仕事募集をしている会社を探し、アプローチなどの手段も取っていきましょう。
本業フリーランスは動いたもの勝ちです!
まとめ
未経験から本業フリーランスになるための手続きやステップをご紹介しました。
本業フリーランスになることで、会社の制約・時間のルールに縛られることなく、自由な働き方を実現できます。
ただし、幸せになるのも不幸になるのも、ぜんぶあなたの責任であなたの自由です。
自分の人生に言い訳をすることが一切できなくなりますが、だからこそ「人生を切り開いてきたい」という夢と行動力のある方であれば本業フリーランスだからこその楽しさを謳歌できるはずです!
本記事が本業フリーランスに向けて、一歩を踏み出すきっかけや勇気になったならばうれしいです。
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