フリーランスは会計ソフトが必要!おすすめと確定申告のキホンについて

フリーランスは会計ソフト

「フリーランスも会計ソフトを使うべき?」
「ちゃんと確定申告できるか心配…」

とお悩みのフリーランスの方へ。

会計ソフトは日々の売上を記録したり経費を入力したりと、フリーランスに大事な「お金の流れ」を管理してくれます。

そして毎年行う確定申告も、会計ソフトが大活躍してくれるんです。

この記事では、フリーランスに会計ソフトが必要な理由やメリット、おすすめのクラウド型会計ソフトについてご紹介します。

フリーランスが会計ソフトを使ったほうがいい理由

フリーランスが会計ソフトを使ったほうがいい理由

まずはフリーランスになぜ会計ソフトが必要なのかを見ていきましょう。

「なんでも自分でやる」フリーランスだからこそ会計ソフトは必要

個人事業主として、本来の業務以外にも営業やプロモーション、事務作業、そして経理作業を1人で行うのがフリーランスです。

会計ソフトとは、そんなフリーランスを助けてくれるツールとなるのです。

会計ソフトの主な機能としては、以下があります。

・帳簿の記録
・伝票の作成
・経費の仕分け
・支払管理
・データ分析
・確定申告書の作成

フリーランスが会計ソフトを使う主な理由としては、帳簿付けをスムーズに行うことと確定申告書の作成が挙げられます。

確定申告とは簡単に言うと、1月1日~12月31日までの収入や経費を税務署に申告し、所得税を納めることです。

会社員は会社が行ってくれますが、フリーランスは自分で行わなくてはいけません。

この確定申告は、お金の計算が苦手な人・慣れていない人にとっては「面倒だな…」と感じてしまうものです。

だからこそ、効率化のために会計ソフトを使う人が多くいます。

平均2~3日!なぜ確定申告に手こずるのか

ある調査では、フリーランスが確定申告にかける時間は平均で「2~3日」という結果があります。

1日8時間働くとしても、16時間から24時間かかっているということですね。
参照:弥生×ASCLL.jp 青色申告の日常記帳処理、確定申告処理にかかる日数は?

確定申告でもっとも時間がかかる工程といえば、「帳簿付け」です。

さかのぼって月々の売上や経費を記録したりという細かい作業で時間が潰れてしまい、「早くしないと確定申告の時期を過ぎてしまう!」と焦ってしまうことも珍しくありません。

確定申告を行う時期は、毎年2月~3月

この時期は年度末ということもあり、イレギュラーな仕事などでバタバタする人も増えてきます。

そんな時期におよそ20時間も確定申告に費やすのは大変なことです。

しかし会計ソフトを日ごろから使っていれば、1日もかからずに確定申告を終えることも可能です。

知っておきたい会計ソフトのメリット・デメリット

知っておきたい会計ソフトのメリット・デメリット

経理作業を効率化してくれる会計ソフトですが、メリットだけではなくデメリットもあります。

導入前に、会計ソフトの特徴を押さえておきましょう。

【メリット】フリーランスを悩ませる「確定申告」がスムーズに行える

会計ソフトの最大のメリットといえば、確定申告書がスムーズに作成できるという点です。

この確定申告のために会計ソフトを使う、というフリーランスも少なくないでしょう。

会計ソフトには確定申告書の作成機能が付いており、それまで記録していた帳簿データを基に1年間の収益や経費、所得を自動で計算して確定申告書を作成してくれます。

会計ソフトを使わない場合は、以下の方法で確定申告書を作成できます。

・手書きで記入する
・国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成する
・確定申告会場でその場で作成する

手書きの場合は国税庁や税務署で申告用紙を入手する必要があります。

また、確定申告書等作成コーナーは操作に迷っても相談相手を見つけにくいですし、確定申告会場はシーズン中大変混み合います

会計ソフトならインターネット上で操作方法の相談に乗ってくれるところも多く、ひとりで悩む必要がありません。
(確定申告そのものに関する質問なら、自分が確定申告を行う税務署に直接聞く方がスムーズです。)

【メリット】会計ソフトでお金の流れをきちんと保存できる

会計ソフトで帳簿を入力していくことで、月々のお金の流れを記録できます。

「○社から入金があった日」といった履歴も、検索することでスムーズに見つけられます。

さらに会計ソフトの場合は帳簿内容を自動でグラフ化してくれるので、「売り上げの推移」「月々に発生する経費」なども一目瞭然です

エクセルで手入力する場合はグラフ作成も自分で行う必要があるため、手間となります。

この「お金の流れも確認しやすい」という点も、会計ソフトを使うメリットです。

【メリット】経理業務を効率化すれば本業に集中できる

会計や確定申告業務は、フリーランスにとって欠かせません。

しかし経理業務に時間を割いていても、1円の売上にもならないのです。

フリーランスとして身を立てていくには、「本業」をメインとして時間を使っていく必要があります。

そのため、会計や確定申告業務は「どうやって効率化するか?」と考えなくてはいけません。

会計士や税理士にすべて依頼する方法もありますが、やはり気になるのは「お金」ではないでしょうか。

「なるべくコストを抑えたい」というフリーランスは、コスパのいい会計ソフトの導入がおすすめです。

【デメリット】費用がかかる

会計ソフトには、インストール型とクラウド型があります。(詳しくは後述します)

どちらを使うにしても、会計ソフトには「費用」が発生するものがほとんどです。

無料で使えるものもありますが、サポートが手薄であったり機能に制限があったりします。

そのため、快適に使いたいと思えば有料の会計ソフトをおすすめします。

エクセルやノートなどで手入力を行えば費用はほとんどかかりません。

しかし、前述したようなメリットを踏まえると会計ソフトの導入がおすすめですよ。

フリーランスが知っておきたい確定申告の基本情報

フリーランスが知っておきたい確定申告の基本情報

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があり、フリーランスとして確定申告を行う場合は必ずどちらかで申告します。

青色申告と白色申告の違いとは

・青色申告

最大で65万円の控除を受けられる青色申告は、節税効果の高さで選ぶ人が多いです。

そのほかにも、家族を専従者として支払った場合給与を経費にできることや赤字を3年繰り越せるといったメリットもあります。

しかし青色申告を行う場合は、開業から2カ月以内に「青色申請承認申請書」を提出しておく必要があるので、突然「やっぱり青色申告にしよう」ということはできません。

デメリットとしては、「複式簿記」での申告が必要な点です。

簿記(帳簿付け)には「複式簿記」と「単式簿記」があり、複式簿記のほうがより詳細に記帳しなくてはいけません。

しかし会計ソフトを使えば自動で複式簿記を行ってくれるので、あまり苦にはならないでしょう。

・白色申告

青色申告と違い「単式簿記」で申告できる白色申告は、帳簿付けがシンプルで簡単という点がメリットです。

しかし青色申告のように65万円の特別控除はなく、赤字の3年繰り越しも行えません。

「簿記がどうしても苦手だ」「はじめての確定申告だからなるべく簡単にしたい」「所得が低く、そこまで節税を意識していない」というフリーランスは、白色申告が向いているでしょう。

周りのフリーランスを見ると、「なんとなく青色申告を選んでいる人が多い」と感じている方もいるかもしれません。

それは上記のように青色と白色を比較した時、青色のほうが節税効果をはじめメリットが大きいためなのです。

確定申告の流れとは

確定申告の期間は、毎年2月中旬~3月中旬ごろです。

具体的な日にちは国税庁から発表があるので、時期が近付いたらチェックするようにしましょう。

確定申告は、大まかに以下の流れで行います。

  1. 帳簿を付ける
  2. 必要な書類を集める
  3. 申告書を作成する
  4. 税務署に申告書を提出する
  5. 納税または還付

会計ソフトで行えるものは①と③です。

そして②の必要な書類とは、主に以下のものがあります。

・青色申告決算書(青色申告を行う場合)
・収支内訳書(白色申告の場合)
・社会保険料控除
・小規模企業共済等掛金控除
・生命保険料控除
・地震保険料控除

上記以外にも、控除対象となるものがあれば領収書や明細書を提出する必要があります。

そのほかの書類については、国税庁HPをご参照ください。

上記の一覧を見ると大変な印象を受けるかもしれませんが、小規模企業共済等掛金控除や地震保険料控除などは、保険料を掛けている人のみが対象となります。

絶対に必要なものは「青色申告決算書」もしくは「収支内訳書」となります。

④の申告書を提出する方法としては、e-Taxや郵送などがあります。

確定申告書が作成できれば、そのデータをe-Taxにしたり郵送にしたりすることで、確定申告の提出にかかる手間を減らせます。

フリーランス必見!確定申告を少しでも「ラクに・お得に」行う方法

フリーランス必見!確定申告を少しでも「ラクに・お得に」行う方法

本業の傍らでこなさなくてはいけない確定申告。

フリーランスとしては、すこしでも手間や出費を減らしたいものですよね。

ということで、確定申告を少しでもスムーズに行えるポイントをご紹介します。

毎月の帳簿付けで確定申告がラクになる

会計ソフトを使っても、支払った経費や収入などの帳簿付けは欠かせません。

確定申告の時期は確かにバタバタしますが、「帳簿付け」は毎月行えます。

フリーランスとして活動している間は、毎日経費や売掛金の回収といった「お金の流れ」が発生するものです。

数か月間も忙しい時期が続くと「仕事が落ち着いたらまとめてやろう」と後回しにしがちな帳簿付けですが、「気づいたらもう確定申告の時期だ!」と慌てることも少なくありません。

忙しい時期でもこまめに帳簿付けをしておけば、会計ソフトがスムーズに確定申告書を作成してくれます

「自動連携」機能がある会計ソフトを選ぶ

最近の会計ソフトには、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で入力してくれる「自動連携機能」が付いているものが増えています

「毎月の帳簿付けが面倒」というフリーランスは、ぜひ自動連携機能がある会計ソフトを選びましょう。

銀行口座に入金があったりクレジットカードで経費を支払ったりすると、会計ソフト内でその情報が取り込まれます。

自動連携機能があれば、いちいちレシートや通帳を見ながら入力する必要がなく、クリックだけで帳簿付けができるのです。

【郵送がおすすめ】e-Taxや郵送で効率的に申告する

毎年2月~3月には、各税務署が確定申告相談会場を用意してくれます。

係員に相談しながら確定申告書が作成できる点はメリットですが、その地区のフリーランスが一挙に集まるため相当な待ち時間が発生します

朝早くに行っても受付てもらったときには夕方…ということも珍しくありません。

「確定申告書をなるべくスムーズに提出したい」という場合は、e-Taxや郵送がおすすめです。

e-Taxとは国税庁の申告システムで、インターネット上で確定申告も行えます

しかしすぐに使えるものではなく、事前に納税地の税務署に「電子申告・納税等開始届出書」を提出して「利用者識別番号」を受け取らなくてはいけません。

そこで一番おすすめなのは、確定申告書を「郵送」する方法です。

会計ソフトで確定申告書を作成したら、必要書類と共に管轄の税務署へ送れば完了します。

適切な「節税方法」を知る

フリーランスなら「節税」という言葉を1度は聞いたことがあるでしょう。

所得税などの税金は収入から経費を差し引いた「所得」の額によって決まります

つまり経費が大きいほど所得額は減り、その分税金も抑えられるのです。

節税と脱税は違います。

節税とは、事業を行う上でかかった経費を正しく計算して申告するという合法的な方法です。

先ほどご紹介した青色申告も最大で65万円の控除があるため、大きな節税となります。

また、会計ソフトの導入にかかった費用も経費として計上しましょう。

そのほか、「仕事をするために発生した費用」は経費として認められます

仕事用のスマホ代やカフェでの打ち合わせ、お客様先に移動する際に発生した交通費など、もれなく経費で計上することで節税できます

【クラウド型】フリーランスにおすすめ!メジャーな会計ソフト3選

メジャーな会計ソフト3選

会計ソフトは多くの種類があるので、それぞれの特徴を知って自分に合ったものを選びましょう。

フリーランスに人気がある3つの会計ソフトをご紹介します。

会計ソフトにはインストール型とクラウド型がある

会計ソフトにはインストール型とクラウド型がありますが、おすすめなのはクラウド型です

まずインストール型とは古くからあるソフトウェアで、Officeソフトのようにパソコンにインストールして使います。

OSによっては使えないことがありますが、インストール後はインターネット環境がなくても利用できます。

一方でクラウド型はインストールの必要がなく、パソコンのOSも選びません。

比較的シンプルで使いやすいものが多いので、操作に慣れていない人にもおすすめです。

「スマホでもパソコンでも操作できる」「バージョンアップを無料でおこなってくれる」といった理由から、最近ではクラウド型がメインとなっています。

おすすめの会計ソフト①「freee」

freee

直感的に使える「freee」は、複式簿記でも貸方や借方といった用語を極力使わずに、初心者でもわかりやすいように設計されています。

仕分け例などもあるので、経理に慣れていない人でも使いやすいでしょう。

請求書サービスなど他シリーズとのデータ連携機能もあり、売上データを自動で連携できます。

2016年時点でクラウド会計ソフトでシェアNo1を獲得しており、すでに100万を超える事業所が登録する人気の会計ソフトです。

料金:23,760円/年(ミニマムプランの場合)

freee公式サイトへ:https://www.freee.co.jp/

おすすめの会計ソフト②「MFクラウド確定申告」

MFクラウド確定申告

MFクラウド確定申告は、家計管理アプリ「マネーフォワード」などを提供する株式会社マネーフォワードの会計ソフトです。

AI(人工知能)が搭載されているため、自動連携で入力されたデータに対して勘定科目を提案してくれます。

MFクラウドシリーズは請求書作成サービスなどもあり、もちろん連携可能です。

すでにMFシリーズを利用している人は導入しやすいでしょう。

無料でも利用できますが、仕分け登録が15件/月と制限があります。

料金:8,800円/年(パーソナルライトプランの場合)

MFクラウド確定申告公式サイトへ:https://biz.moneyforward.com/

おすすめの会計ソフト③「やよいの青色申告」

やよいの青色申告

やよいの青色申告は、Misocaが開発している「弥生シリーズ」の1つです。

Misocaは1900年代から「弥生シリーズ」として会計ソフトを提供していた歴史のある会社で、パッケージ版は多くの中小企業やフリーランスに導入されています

税理士や会計士が利用しているケースが多く、専門家に勧められたという人も多いようです。

AIを搭載しており、MFクラウド確定申告と同様に自動連携と自動仕分けを行ってくれます。

料金:初年度6,000円、次年度以降12,000円(ベーシックプラン)

やよいの青色申告公式サイトへ:https://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro/index.html

自分に合った会計ソフトを見つけよう

自分に合った会計ソフトを見つけよう

フリーランスにおすすめの会計ソフトについて、導入のメリットやおすすめソフト、確定申告をスムーズに行うポイントをご紹介しました。

フリーランスはすべての仕事を自分で行わなくてはいけません。

中でも経理作業は重要ですが「苦手だな…」と感じる人も多く、つい後回しにしてしまうものです。

そんな時、使いやすい会計ソフトがあればきっとあなたを助けてくれるでしょう。

会計ソフトを活用して賢く時間を使えば、本業にもっと集中できます。

ぜひ自分が「使いやすい」と思う会計ソフトを見つけて、快適に経理作業を行ってください。

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