「企て」を合言葉に、つながれる。愛媛県「コダテル」ワーケーション体験レポ

愛媛県 八幡浜市で ワーケーション(高橋五・七・五)

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▲都会の喧騒から離れ、マスクの下は満面の笑みの筆者

こんにちは、ライターの高橋まりな(ふつかよいのタカハッピー)です。
突然ですが私、ワーケーション(※)をしに、愛媛県の西部にある港町・八幡浜市までやって参りました!!

何でもここ八幡浜市には、2018年1月20日にオープンしたコダテルという「会員制のヒミツキチ」があるというのです。
会員制のヒミツキチ…?いわゆる「コワーキングスペース」とは何が違うのだろう…?2泊3日で徹底的に探っていきますよ〜っ!

※ワーケーション…「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語。観光地でテレワークを活用し、働きつつ休暇を取る過ごし方のことを指します

いざ、コダテルへGo!

JR八幡浜駅から約2kmの場所にあるコダテルは、バス、タクシー、車といった交通手段でアクセスできます。約40分程度かかりますが、徒歩で散歩がてら向かうのもいいですね。

当日は晴天。青々とした空を眺めながら、「随分遠くまで来てしまったものだ…」と物思いに耽っていると、あっという間にコダテルに到着しました。(※友達が車で送迎してくれました)
築70年の古民家を改装したというコダテルですが、ここで驚きポイントがひとつ。

受付に…

タブレット登場〜ッ!!!

▲突然のタブレットに動揺し、目が泳ぐ筆者

いや、めっちゃくちゃ最新の設備導入してるやんけ!!!てっきり紙で受付かなあって…(※すみません)

それだけでなく、消毒用アルコールや体温測定の機械が設置してあり、コロナ対策もばっちり!安心感があります。

受付を済ませ、「私…見知らぬ地でうまくやっていけるだろうか…」とひたすらドキドキしていると、コダテル・スタッフの宮土良太さん(以下、つっちーさん)が「こんにちは〜!」と明るく迎え入れてくれました…感謝、感謝です(涙)

▲コダテル・スタッフのつっちーさん

1階はコワーキングスペース、2階は宿泊施設

では、早速コダテル探検といきましょう!まず、1階はコワーキングスペース。会員同士の交流や勉強、仕事などの用途で使用されています。

入室・退室はiPadで管理されており、会員同士のSlackで通知が行くため「今日は○○さんがいるから行ってみよう!」という動機づけにもなっているのだそう。

▲コーヒー、お水、お湯は無料。作業のお共に!

▲会員ひとり一人が知ってほしいものを自由に置ける、通称「プレゼンボックス」。メンバーの意外な趣味がわかるかも?!

2階は、集中スペースと宿泊部屋になっています。

▲こちらが集中スペース。1階がイベントで賑やかなときや、オンライン会議のときに使用する方が多い

▲こんなイメージですね(こちらはコダテル・メンターの田所孝之さん)

コダテルの利用方法は、「会員」「ゲスト(一時利用)」「宿泊」の3種類がありますが、私は2泊3日の宿泊予定だったので、つっちーさんにご案内いただき、宿泊部屋へ。

▲広々とした和室でゆったり休んだり…

▲今回は使用しなかったのですが、立てかけてあるテーブルを置けば部屋で仕事もできちゃいます

▲部屋を出ると…

▲こんな感じの風景!目の前が海で、陽が差し込んでくるので気持ちが良いと、宿泊客にも好評なのだそう。ちなみに写真のフェリーは八幡浜港から出航する「宇和島運輸フェリー」。使用すれば約3時間で大分県に移動でき、船旅が楽しめます。

▲宿泊の際、1階にあるシャワーも無料で使用できますよ!

目の前は海…都会では見れない光景にうっとり 〜コダテル周辺〜

コダテルの探検を終えると、つっちーさんが「今、夕陽がめちゃくちゃ綺麗ですよ!」と教えてくれたので、外に出てみました。

八幡浜港周辺を散歩するだけでもこの景色…!美しい…!うーんと伸びをして、いつもと違う景色に身を委ねる時間…嗚呼なんて贅沢…

▲空がピンク色に染まってきました(右側にはさりげなく愛媛のゆるキャラ「みきゃん」がチラリ)

ちょっぴり遠出して愛媛グルメを堪能するのも最高!

ほかにもオススメなのが愛媛ならではのグルメです。食いしん坊な私、いろいろ食べ歩きました。

八幡浜みなっと(コダテルから徒歩約20分、車で約6分)

八幡浜市にある主要地方道「八幡浜港線」の道の駅である八幡浜みなっと。産直・物販コーナーがあり、果物や野菜など八幡浜ならではの名産品が楽しめる「アゴラマルシェ」はお土産の購入にも◎。

▲「アゴラマルシェ」でお土産を物色する筆者(手前)

ほかに私が気に入ったのは「どーや市場」です。その日に魚市場へ水揚げされた新鮮な海の幸を安価に楽しめたり、その場で魚をさばいていただけたりと至れり尽せり…!

▲お魚ずら〜り!

▲併設の「どーや食堂」では海鮮丼が楽しめます。こちらは数量限定の「どーや丼」。海鮮の、ほ、宝石箱や〜っ!

ちゃんぽん亭 イーグル(コダテルから徒歩約18分、車で約4分)

最終日の昼食は、コダテルのみなさんにオススメしていただいた「ちゃんぽん亭 イーグル」へ!あっさりとした鶏ガラスープと豚肉、そしてたっぷりの野菜が織りなす旨味たるや…!たまりません…!

私は豚骨ベースで濃厚な味付けのちゃんぽんに慣れ親しんでいたので、ちゃんぽんの概念が変わり、驚きました。また食べたいなあ…。

ACCESS:八幡浜市仲之町358-2

パン・メゾン(コダテルから徒歩16分、車で約4分)

塩パン発祥の地となった「パン・メゾン」。私は2日間訪れたのですが、常に行列ができていました。地元の人気店ですね…!外はカリカリ、中はモチモチの食感。バターがじゅわりと染み込んだ塩パンの美味しさたるや、筆舌に尽くしがたいものがあります。一度は食べていただきたいです。

▲最初はひとつだけ購入していた私

▲翌日は持ち帰り用に大量買いしました。ど〜ん!

ACCESS:愛媛県八幡浜市北浜1-8-15

海里(コダテルから徒歩14分、車で約3分)

最後にご紹介するのは、海鮮居酒屋「海里(かいり)」。鱧の天ぷらや刺身の盛り合わせを地元・愛媛の日本酒と共にいただくひと時…至福すぎて一生忘れないと思います…。本当に楽しい夜でした。

▲楽しすぎて刺身の盛り合わせしか写真がありませんでした、なんということだ…

ACCESS:愛媛県八幡浜市北浜1-1533-31

「企て」が生まれる場所、コダテル

「コダテルは、何かを”企て”られる場所なんです」と言うつっちーさん。「家族旅行を企画したい!」という小さなものから、「開業したい」という大きなものまで、すべての企て(=実現したいこと)を応援する場としてコダテルが機能しているのだとか。

会員数は約30名。小学生から高齢の方、会社員、公務員、団体職員、フリーランスまで、年齢も立場も様々なメンバーが揃っています。

企てを実現する仕組みの一つとして、「部活制度」もあります。会員各々がやりたいことを元に部活動が発足しますが、「みかん研究部」「おにぎり部」などのユニークなものばかりなのが特徴です。

▲ほかにも、オンライン交流会や勉強会といったイベントも月1回程度のペースで開催されています(写真はオンライン交流会の様子)

「THANKS GIFT」という会員専用の掲示板で交流も可能。イベントを開催すれば50Pのコインがもらえて、集めれば景品として交換できるなど、コミュニティ内での「小さな経済圏」としての役割も果たしています

加えて、「企てサポート制度」(自分が考えた企てを振り返り、今後何をしたいかスタッフと共に考えられる制度)があるため、「会員になったものの、アイデアを出すのが怖い」「アイデアはあるものの、実現できるだろうか」といった不安を抱えることなく、メンバーやスタッフと共に楽しく企てが考えられそうです。

▲スペース内には自由に企て登録(=企てを発言すること)できるホワイトボードを用意。ここで生まれた企てをもとに、チームが結成されることもあります

代表・濵田規史さんに聞く「コダテルというコミュニティ」

ここまで色々な話を伺ってきて、コダテルが単なる「コワーキングスペース」ではなく、「企て(=実現したいこと)」をもとに、場所や年齢を問わず繋がれる場所だということがわかってきました。

では、そもそも創業者であり、コダテル代表の濵田規史さん(以下濵田さん)が地元・愛媛県でコダテルを立ち上げた理由は一体何だったのでしょうか。

尋ねると、高校時代に所属していた商業研究部で行なっていた「AKIND(あきんど)」という活動に影響を受けたのだと濵田さんは言います。

▲コダテルを立ち上げた濵田規史さん

「商店街の活性化として、空き店舗を借りてお店を開く活動をしたのですが、商店街のおじいちゃん、おばあちゃんがレジの打ち方から陳列の仕方まで、手取り足取り教えてくれたんです。そこで、商売の楽しさや地域の魅力、課題を肌で感じて。『地元のためにできることをしたい』と志しましたね」(濵田さん、以下同)

▲小学生がプログラミングを学べる「コラーニング事業」や、高校生が商品開発企画を考える「チャレンジプログラム」には、濵田さんの原体験が反映されています(写真は「チャレンジプログラム成果報告会」の風景)。

では、「企て」ができる場所をつくりたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

「金融機関で融資の仕事をしていたとき、良いアイデアを持っている人がたくさんいたのに、お金を貸すか貸さないかという判断だけで、そのアイデアが形にならないのはすごくもったいないなって。この経験から、訪れたら自分がやりたいことを応援してくれて、形にできるような場所をつくりたいと思いましたね」

最近では、「企て」のみならず、コダテルを起点に仕事も生まれるようになっているのだとか。

「今までは、地域の人が集まってコダテルの『内』でやりたいことを集めていただけでしたが、2020年の春、県外から訪れたローカルライターの櫻庭航さん(ラバさん)をきっかけに、地域の活動団体に取材へ行くなど『外』へ出ていく流れが加速していったんです」

▲県外から訪れた人がYoutubeライブ配信を行う一幕も。「内」と「外」が混ざり合い、新しいものが生まれるのもコダテルの面白さ

▲最近では、福祉作業所の施設長とタッグを組み、「みかんのジャグチ」という商品を開発。ブランディング、ライティング、WEB制作まで、コダテルのメンバー4人で取り組んだのだそう。

そんなコダテルに足を運んでほしいのは、どんな人なのでしょうか。

「『こんなことをしたいけれど、実現できていない』『夢を持っていたが、諦めてしまった』とモヤモヤしている人は、ぜひ足を運んでみてほしいです。自分の想いを口に出してみるのがまずは第一歩で、そこから自分のやりたいことが見えてくるので。宿泊ができるので、県外の人も『企てができるハブ』として遊びに来て欲しいですね」

「『会員制のヒミツキチ』と銘打っている通り、ここは誰でも来れる場所ではなく、半分クローズドなコミュニティなので、『実は会社で企画会議があって悩んでいるんだけど、このアイデアどう思う?』という持ち込みも大歓迎です」

アイデアがすぐに浮かばない場合は、イベントやプログラムを主催する側ではなく、参加する側としてスタートするのもオススメだそう。
「企てを試す前の小さなチャレンジとして『部活制度』があります。たとえば、おにぎり部で出したおにぎりがコミュニティ内で好評だったら、商品として販売してみてもいいですよね」

「挑戦の前の挑戦」ができる場所として機能しているコダテルですが、ゆくゆくは、それぞれの街に合わせた「コダテル」ができたらと考えているそう。また、「コダテルに仕事を頼めば面白いものができる!」といった「企てプラットフォーム」としての役割も果たしていきたいのだとか。

濵田さん、ありがとうございました!

まとめ

最初は「県外から訪れても、コダテルに馴染めるだろうか??」と不安だった私。(写真左ははるぼーさん、右がラバさん)

▲2日目はメンターの田所さんが手作りの夜ご飯を振る舞ってくれました

蓋を開けてみればそれは杞憂で、スタッフの方や会員のみなさんとごはんを食べたり、夜通し話すうち、まるで家族の一員になったかのような気持ちになりました。

東京でPCのモニターとにらめっこしながら仕事をする日々の中で、ふと「私は誰と仕事をしているんだっけ?」と思う瞬間が幾度かあったのですが、コダテルには生身の「人」がいたのです。

深夜から朝までがんばって作業をする「人」、

笑顔で話す「人」、

真剣に語り合う「人」。

みなさんに共通していたのは、自分が大好きな愛媛を、そしてコダテルを盛り上げていきたい!という気持ちでした。想いが強いあまり誰かのアイデアを否定するということは決してなく、各々が意見を尊重し、キラキラした瞳で夢を語っている。その姿勢に、ものすごく刺激を受けました。

そんな場所だからこそ、日々新しい企てや今までになかった仕事が生まれ、広がってゆくのだと思います。そして、その魅力に惹きつけられる人がたくさんいるのだと。

「自分が光輝く眩しい存在になりたいという気持ちはなく、いろんな人が輝いてる姿を見てるのが好きなんです。コダテルの『テル』には『照らす』という意味があり、「会員さんそれぞれがお互いを照らし合えて、光が乱反射するようなコミュニティになったら」と語っていた濵田さん。

数年後、数十年後、この場所は一体どうなっているのでしょうか。誰が訪れ、どんな風に広がってゆくのでしょうか。陰ながらずっとずっと、見守っていたいと思います。

コダテル|みんなで企てる、ヒミツキチ

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