コワーキングスペースのドロップインについて、利用方法や料金・注意点をまとめました。
目次
ドロップインはコワーキングスペースを短時間利用すること
ドロップインとは、コワーキングスペースを数時間~1日単位の短時間利用することです。
多くのコワーキングスペースは、月額会員や、オフィス利用としての長期契約など、さまざまなプランを用意しています。
その中でも、初めて利用する人・たまにしか使わない人のために用意されているプランが「ドロップイン」です。
コワーキングスペースにおける「ドロップイン」とは一時的な利用を指します。月額プランとは異なり数時間だけ、1日だけなど不定期に利用しやすいシステムです。
ドロップインは他のプランと違い、簡単な手続きで利用できることが多いです。
当日、予約なしにふらっと訪問して、カフェや図書館代わりに使う人もいます。
コワーキングスペースでドロップインを利用する流れ
コワーキングスペースでドロップインを利用する流れは、下記の通りです。
- 利用したいコワーキングスペースに行く
- 会員登録・受付を行う
- 利用開始
- チェックアウト・精算
①利用したいコワーキングスペースに行く
まず、利用したいコワーキングスペースに行きましょう。訪問する前に、コワーキングスペースの施設自体が『ドロップインに対応』しているか確かめる必要があります。
ドロップインに対応していることを確かめてから、パソコンなど必要な物は忘れずに持参して向かいます。
②会員登録・受付を行う
着いたら、入り口のカウンターで会員登録・受付を行います。初めて行ったのであれば、指定の用紙やWeb等決められた方法で初回登録をすることが多いです。案内・指示に従って、登録を済ませてください。この時に「ドロップイン希望」と伝えましょう。
訪問する前に会員登録が必要なところもあるので、行きたい施設のホームページをよく読んでおくのがおすすめです。事前に済ませておけば、スムーズに手続きできます。
③チェックイン・利用開始
無事に登録できれば、チェックインします。チェックインしてから、時間がカウントされる仕組みです。ここまでできれば、後はコワーキングスペースで自由に過ごすだけです。自分が必要な間滞在して、作業しましょう。
ほとんどのコワーキングスペースで、フリードリンクのサービスがあります。気分転換しながら、時間を上手に使って仕事に取り組んでください。
一般的な図書館は自習が禁止されていたりするけど(あくまで閲覧席)、コワーキングは
・電源
・Wifi
・フリードリンク
・パーティション
・良い椅子
・広い机
・長時間使える等、お金がかかる点以外はメリットが大きいですよね。
— TY@中小企業診断士&ITストラテジスト受験生 (@shindanshi_ty) June 27, 2023
④チェックアウト・精算
仕事が終わったら、チェックアウト・精算してください。利用時間によって料金が異なるので、表示された料金を支払います。お疲れさまでした。
コワーキングスペースのドロップインの料金体系
コワーキングスペースのドロップインの料金体系は、一般的には、時間単位で決められています。また、1日利用で割安に使えることもあります。
料金の目安は下記の通りです。どのコワーキングスペースも1日の最大料金が設けられていることが多いので、長く滞在するなら「1日パック」を使った方がお得です。
1時間あたりの料金目安 | 500~600円ほど |
1日利用の料金目安 | 2,000~3,000円ほど |
※上記とは別に、会員登録料などが別途かかる場合もあります。
コワーキングスペースのドロップインを利用する2つのメリット
コワーキングスペースのドロップインを利用するメリットは、下記2点です。
- 当日に申し込み・利用OK
- 必要な時間のみ使うので、コストが安く済む
メリット①当日に申し込み・利用OK
「ドロップイン」の1つ目のメリットは当日に申し込み、(空席があれば)利用ができる点です。急に訪問しても利用可能なので、出張時や旅行先でも手軽に利用できることは最大のメリットといえるでしょう。インターネットカフェを利用する感覚で、気軽に使えます。
たまに、事前予約が必要なコワーキングスペースもあります。利用する前には、必ず公式ホームページを確認しましょう。
メリット②必要な時間のみ使うので、コストが安く済む
2つ目のメリットは、必要な時間のみ使うためコストが安く済む点です。1時間●●円と決められているので、利用した時間分しか請求されません。
一時的な作業のみを行うことが多い場合は、ドロップインを上手に利用することで費用を抑えることができます。
コワーキングスペースのドロップインを利用する2つのデメリット
反対にコワーキングスペースのドロップインを利用するデメリットは、下記2点です。
- 当日、席が空いていなければ利用不可
- 頻繁に利用する場合はコスパが悪い
デメリット①当日、席が空いていなければ利用不可
1つ目のデメリットは、当日行って席が空いていないと利用ができない点です。利便性が良くて費用が安いコワーキングスペースだと、いつ行っても満席ということも多々あります。
ホームページで空席状況が確認できる施設もあるため、事前に調べておくのも良い方法です。
デメリット②頻繁に利用する場合はコスパが悪い
2つ目のデメリットは、ドロップインを頻繁に使う場合はコスパが悪い点です。1時間あたり●●円、という設定なので、長時間滞在するほど金額が高くなってしまうからです。
定期的に使いたいなら、月額契約がおすすめ
毎日・週に何回も定期的に使う場合は、ドロップインでは無くて「月額契約」がおすすめです。1日の最大料金×日数の金額よりも、月額での契約の方が安く済むからです。
月額で契約すると、ドロップインよりも利用できるサービスが増えたりなど優遇している施設もあります。法人登記・郵便物の受け取りなどができるところもあるので、ニーズに合わせて選びましょう。
利用頻度が多い場合、ドロップインで都度支払うより料金が割安になるケースが多いです。
また、プリンターや会議室、ドリンクサービスの利用も、月額会員のほうが優遇されているコワーキングもあります。コワーキングスペースの料金システム「ドロップイン」と「月額」はそもそも何? 各プランでできること・注意点を解説! | Ray Terrace
コワーキングスペースのドロップインを使う際の注意点
コワーキングスペースのドロップインを使う際の注意点をまとめました。
- コワーキングスペースがドロップインに対応していない場合がある
- ドロップインが利用できない時間帯が設定されているところもある
- 利用時間は自部電で管理しなければならない
それぞれ解説します。
注意点①コワーキングスペースがドロップインに対応していない場合がある
コワーキングスペースの施設自体が、ドロップインに対応していないと利用できないことを知っておきましょう。月額契約しか受け付けていないコワーキングスペースもあるので、注意が必要です。
ホームページには「ドロップイン(一時利用)として利用が可能かどうか」が必ず記載されているので、前もって確認してから訪問してください。
注意点②ドロップインが利用できない時間帯が設定されているところもある
ドロップインに対応している施設でも、利用できない時間帯が設定されているところもあるので注意してください。
ドロップイン利用しようと思ったら月額プランの方しか使えない時間帯だった…ということがないように、公式サイトなどで利用できる時間帯を確認しておきましょう。
月額契約だと施設が24時間自由に使えたとしても、ドロップインだと9:00~18:00(平日のみ)など<平日しか使えないコワーキングスペース>も存在します。またチェックインする時間帯によっても料金が変わる施設もあるので、事前にホームページを要確認です。
注意点③利用時間は自分で管理しなければならない
3つ目の注意点は、利用時間を自分で管理しなければならない点です。ドロップインは利用した時間によって料金が決まります。仮に「1時間だけの利用」で申し込んでも、仕事に集中してチェックアウトが1時間半後になってしまえば、「1時間半分の料金」が当然請求されます。
集中していると時間を忘れてしまい、何時間も滞在してしまっていた‥という事態になることは少なくありません。申し込んだ時間よりオーバーしても、返金してくれないので覚えておいてください。
コワーキングスペースのドロップインとは?:まとめ
コワーキングスペースのドロップインについて、利用する流れや料金・注意点などについて紹介しました。
ドロップインは一時的に仕事・作業をするには、最適な場所です。カフェに立ち寄るような感覚で利用でき、「仕事」をする場所なので周りに気を遣わないで済みます。コワーキングスペースがドロップインに対応しているかどうか・利用可能時間をきちんと調べてから、訪問すると無駄足になりません。
利用する時間もタイマーを設定するなどして管理して、ドロップインを有効的に活用しましょう。
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